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森トラスト×MiYO ORGANIC、竹製アメニティで挑む「脱プラ」の革新

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森トラスト×MiYO ORGANIC、竹製アメニティで挑む「脱プラ」の革新
提供:株式会社ミヨオーガニック

宿泊客の8割以上がアメニティ持参を経験している現代、ホテルには単なる「提供」ではなく「選択」の質が問われている。森トラスト・ホテルズ&リゾーツが踏み切った、MiYO ORGANICによる脱プラ戦略の深層に迫る。

 

マリオットなど11施設で脱プラ加速。MiYO ORGANICの竹製アメニティを一斉導入

森トラスト・ホテルズ&リゾーツは、運営する国内11のホテルにおいて、MiYO ORGANIC(ミヨオーガニック)が展開するサステナブルアメニティの導入を決定した。対象は東京マリオットホテルやウェスティンホテル仙台など、同グループを象徴するフラッグシップ施設を含む。

今回の導入により、歯ブラシ、ヘアコーム、綿棒といった主要アイテムが、プラスチックから循環型素材である「竹」へと刷新される。特筆すべきは、製品本体のみならず、外装パッケージからもプラスチックフィルムを一切排除し、FSC認証の紙素材へ移行した点だ。すでに年間16.4トンのプラスチック削減実績を持つ同グループだが、今回の提携によりその歩みはさらに加速することになる。

「使い捨て」を「ギフト」へ。MiYO ORGANICが実現する独自のデザインと機能性

他社の環境対応と一線を画すのは、導入されるMiYO ORGANIC製品が持つ「情緒的価値」だ。単にプラスチックを代替素材に置き換えるだけでなく、2022年にグッドデザイン賞を受賞した洗練された造形美を備えている。

宿泊客にとって、ホテルのアメニティはかつて「持ち帰るほどではない消耗品」であった。しかし、同ブランドの竹製アメニティは、手に馴染む質感とラグジュアリーな佇まいにより、宿泊後も自宅で使い続けたくなる「ギフト」としての側面を持つ。事実、MiYO ORGANICは累計250万本以上を販売し、2025年には国際的なB Corp認証も取得した。機能性と環境負荷低減、顧客満足度という、従来はトレードオフの関係になりがちだった三要素を高い次元で両立させている点が、選定の決定打となった。

国際基準「Sakura Quality」取得。背景にあるサステナブル・ツーリズムへの哲学

 

この取り組みの背景には、同グループが推進する国際的なESG認証制度「Sakura Quality An ESG Practice」の取得がある。同社が実施した調査によれば、宿泊客の86.6%が「アメニティを持参したことがある」と回答しており、消費者の環境意識はすでに宿泊施設の設備を追い越しているのが現状だ。

森トラスト・ホテルズ&リゾーツは、こうした市場の変化を敏感に察知し、持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)の実現を経営の核心に据えた。同社の伊達美和子代表取締役社長が描くのは、ラグジュアリーな体験を損なうことなく、いかに環境負荷をゼロに近づけるかという、観光産業の新しいスタンダードである。単なるコスト削減や法令遵守ではない、ブランド価値向上のための戦略的投資という側面が強い。

森トラストとMiYO ORGANICの共創に学ぶ、本質的な「環境経営」のあり方

森トラストグループの事例から学ぶべきは、「ユーザーイン」の視点に立った環境戦略の重要性だ。多くの企業がプラスチック削減に苦慮するなか、同社は宿泊客の「持参意識」を肯定し、あえて提供する側の質を極限まで高めることで、顧客との共創関係を築いている。

また、MiYO ORGANICのような、回収後のアップサイクルまでを見据えたパートナーを選定している点も示唆に富む。点(製品の導入)ではなく、線(資源の循環)で捉える姿勢こそが、これからのビジネスパーソンに求められる視座といえるだろう。「美しい地球を、次の世代へ」という哲学は、今や理想論ではなく、企業の存続を左右する最も合理的な戦略となっている。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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