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法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

株式会社ソーシャルマーケティング研究所

http://social-m.jp/

東京都渋谷区神宮前6-10-9 原宿董友ビル4階

03-6805-0379

法人情報

名称株式会社ソーシャルマーケティング研究所
代表者名代表取締役 山崎伸治
住所東京都渋谷区神宮前6-10-9 原宿董友ビル4階
URLhttp://social-m.jp/
電話番号03-6805-0379

SDGs

  • 01. 貧困をなくそう
  • 04. 質の高い教育をみんなに
  • 05. ジェンダー平等を実現しよう
  • 08. 働きがいも経済成長も
  • 09. 産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 10. 人や国の不平等を無くそう

法人メッセージ

ソーシャルマーケティング研究所 山崎伸治

株式会社ソーシャルマーケティング研究所 山崎伸治|社会的問題解決に挑む人と事業を支援する

「社会を変える人になりたい」。そのための道を探り続け、挑戦し続けてきた株式会社ソーシャルマーケティング研究所代表取締役の山崎伸治さん。自らの挑戦のみならず、挑戦する人や事業へのサポートも惜しまない。山崎さんの迷いなく力強い行動の指針をお聞きした。

「総理大臣」から「経営者と投資家」へ夢が変遷した理由

山崎さんのこれまでのご経歴を教えてください。

山崎

大阪府で生まれ、京都大学経済学部卒業後、最初の就職は日本長期信用銀行(長銀)で、その後、長銀の合弁会社を経て、外資系大手戦略コンサルティング会社のベイン&カンパニーへ参画、2000年にシニアマーケットの専門機関である株式会社シニアコミュニケーションを創業して独立しました。2010年には新たに株式会社ソーシャルマーケティング研究所を設立しています。

小学生の頃の夢は「総理大臣になる」でしたね。偉人伝をたくさん読んでいたのもあって、社会を変える人になりたいと考えていました。大学の時は官僚を目指し、公務員試験に合格はしたものの、より自由度が高く、広い視野で社会に貢献したいと考え、民間の長銀への就職を選びました。

長銀を辞めて外資系コンサルに参画した時点で創業・独立が目標になっていましたね。経済は戦う術です。政治家よりも経営者になる方が社会を変えられると気づき、経営者と投資家になろうと決めて行動していました。

今は、大企業の顧問先を複数持ちながら、これまで培った戦略的知見やネットワークを活用して、それぞれの領域で頑張っている会社さんの成長スピードを加速させるお手伝いをしています。一方でベンチャーファンドも立ち上げており、社会性のある事業、これから日本を世界のど真ん中へ押し上げるテーマの事業へ投資しています。

株式会社ソーシャルマーケティング研究所の投資テーマとSDGs

株式会社ソーシャルマーケティング研究所のHP
http://social-m.jp/

御社の投資先はどのような事業領域やテーマが多いのでしょうか。

山崎

テーマは3つです。1つ目が日本の労働力不足を解消し活性化する事業、2つ目が日本をブランディングする事業、3つ目が教育事業です。いずれも社会貢献度の高い事業を対象にしています。

社会性を重視するということは、SDGsの視点を考慮されているのでしょうか。

山崎

投資事業を始めたのはSDGsが策定される前でしたし、特に意識はしてはいなかったのですが、結果的にSDGsに直球のテーマになっていますね。

具体的には?

山崎

投資テーマ1つ目の労働力不足の解消と活性化は、元気なシニアや女性、障がい者や外国人などの分野をより活性化することで労働力不足の解消を目指しています。
SDGsの5番目の目標「ジェンダー平等を達成し、すべての女性および女児の能力強化を行う」や、8番目の目標「包摂的かつ持続可能な経済成長およびすべての人々の完全かつ生産的雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する」が合致しますね。1番目の目標「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」も最終的には目指しているものになります。

sdgs1: 貧困をなくそう
sdgs 1.貧困をなくそう
SDGs5.ジェンダー平等を実現しよう
SDGs5.ジェンダー平等を実現しよう
sdgs8.働きがいも経済成長も
SDGs8.働きがいも経済成長も

2つ目の投資テーマである日本のブランディングは、簡単に言うとインバウンドとアウトバウンドの活性化です。世界中に日本好きな人を増やしたい、そのための予算を組んでいます。
SDGsで言うなら10番目の目標である「各国内および各国間の不平等を是正する」に合致するでしょうか。9番目の「強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進およびイノベーションの推進を図る」も達成したいですね。

SDGs9産業と技術確認の基盤をつくろう
SDGs9.産業と技術確認の基盤をつくろう
sdgs10.人や国の不平等をなくそう
SDGs10.人や国の不平等をなくそう

3つ目の教育という投資テーマですが、これはもう、人口が減少するなら一人ひとりの質を上げよう、一騎当千の人を増やそうということです。教育は結果よりも機会の平等こそが重要なのです。これはまさにSDGs4番目の目標「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し生涯学習の機会を促進する」そのものですね。

sdgs4.質の高い教育をみんなに
4.質の高い教育をみんなに

これらのテーマに合致するベンチャー企業を、単体で投資するだけでなく、共通点のある企業同士のコラボを推進することでサポートをしています。これこそ弊社のネットワークや知見が生きるところです。コラボすると新しいものが生まれます。その予測を事前に描けることが弊社の強みだと考えています。

「東京夜市」と廃校活用の試みを全国へ広げたい

東京夜市
東京夜市のHP
https://night-market-japan.com/

具体的にどのような事業を展開されているのか教えてください。

山崎

まずは「東京夜市」です。海外の都市はナイトマーケットが発達していて、インバウンドにも大きな力を持っています。日本は夜が面白くない、と海外からの観光客からよく言われます。この分野は。誰もやっていないけれど、社会に必要な領域ですので、自ら立ち上げました。

東京都のナイトエコノミー活性化の助成金を見つけ、東急グループ様にお声をかけたらサポートしていただけました。「渋谷から世界へ打って出よう」と様々な仕掛けを考えています。東京から始まり、全国各地で「夜市」ができて、地元のお祭りとコラボするなど、それらを「日本夜市スケジュール表」にまとめられたら、日本巡りが楽しくなりますよね。

もう1つが全国の廃校の活用です。子どもの減少に伴い廃校が増えています。学校という施設は日本人にとっても外国人にとってもノスタルジーがあります。だからインバウンドを狙えるため、どうにか活用したいと考える人は多いのです。でも、実際にどうやったらいいのかわからない。弊社では、その施設や土地の良さを見極め、どのように活用すべきか、再生のフォーマットを整えプロの目から見てフィーチャーすることができます。

地域活性化の事業がなかなか進まないのは、スタート資金がリスクマネーで、ハードルがあるからです。そのリスクマネーに投資しやすい仕組みのファンドを作ったのです。事業が上手くいったら、地方企業も出資できるし、地元企業さんへの売却も良い選択肢だと考えています。地元の皆さんが喜ぶものでなければ地方活性化には繋がらないと考えています。

「夜市」も廃校の活用も、フォーマットを作って共通でブランディングを図り、地元ごとにカスタマイズするのがやりやすいでしょう。プロモーションも全国で一斉に行うと効果が上がります。標準化するメリットが大いにある。そこを担っていきたいのです。

マーケティングの力で地域から日本を変えていく

ソーシャルマーケティング研究所山崎さん

数多くの事業を展開されていますが、御社が一番大切にしていることや目指しているものはどのようなところにあるのでしょうか?

山崎

地域が変わり、日本が変わることですね。そのために、弊社はマーケティングとブランディングをコアの武器としています。マーケティングで地域をどう変えられるか、どんなお客様をどれくらい呼び込めるか、そうやって地域から日本を変えていこうとしています。

地域活性化も教育も、社会に新しいものを生み出すためのものです。今、日本は新しいものを生み出せなくなっています。そのための仕組みがないし、生み出す感覚も失われています。だから私は投資して起業家を育んでいます。大企業の中でも企業内起業家の育成を試みています。

また、行政にもマーケティングの感覚や手法が必要ですし、効果的だと考えています。社会をマーケティングの力で変えよう。それがソーシャルマーケティングです。僕は経営者として失敗も成功もたくさんしてきました。それらの経験も含めて、地域へ、日本全国へ、元気を届けていきたいと願っています。

◎会社概要

社名 株式会社ソーシャルマーケティング研究所
http://social-m.jp/
所在地 〒150-0001東京都渋谷区神宮前6-10-9 原宿董友ビル4階
連絡先 TEL 03-6805-0379 FAX 03-6805-0389 info@social-m.jp
事業内容
・社会的問題解決に挑む大企業、ソーシャルベンチャー、団体などに対する総合コンサルティング事業。
・コンサルティングの実施、投資、パートナー企業の紹介、事業運営サポートなど様々なフェーズでプロフェッショナルによる支援を行う。
グループ会社 株式会社ソーシャルビジネス・パートナーズ
– 社会性のある企業への投資・育成事業
– 社会的インキュベーションファンド サクラサクの運営、投資、育成

ステークホルダーへの想い

お客様へ

企業様のサポートというものは、いかに多くのお客様を呼び込み、どうやったらお客様に「ありがとう」と感謝されながら収益を上げられるかに挑戦するものだと考えています。全く違うように見えるかもしれませんが、地方投資も同じように、どうやったら人を呼び込めるかのアドバイスをしています。移住者や観光者にとって、いかに魅力的な土地になれるか、です。

お客様の「ありがとう」を引き出すのが、私の挑戦であり、提供できることで、マーケティングそのものですね。自分のお客様にも、お客様の先のお客様にも、どちらにも「嬉しいな」「楽しいな」と思っていただき、お金を出したくなるようなものを提供する。それこそが、お客様が真に求めていることだと考えていますし、私のやりたいことです。

地域社会へ

地域社会にもそれぞれにやりたいことや願いがあります。有名になりたい、とか、特産品が売れて欲しいとか、インバウンドやアウトバウンドへの願いが隠れています。私が提供できるのは、どうやったら地域社会がハッピーになれるか、のご提案です。私の直接のお客様の延長線上に、地域社会があり、様々な人々の暮らしがあると意識しています。

未来世代へ

私には息子が2人います。彼らにいつも話していることは「トライとチャレンジ」です。「前向きに失敗しろ」と。「言い訳をせずにやりなさい」と。やってみて失敗は仕方ないのです。だから、「チャレンジして失敗した人を笑うんじゃない」とも話しています。リスクを取ってチャレンジする人は偉いのです。ファーストペンギンと言うではありませんか。誰かが飛び込まないと始まらないのです。その死屍累々の上に何かが産まれていくのです。一番に飛び込んでくれた人へ感謝こそすれ、失敗をニヒルに笑う社会には何も産まれません。これから日本で新しいものを作っていくために、トライとチャレンジを続けていきましょう。

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