
インターネット界の裏社会を熟知するアウトローのカリスマ・Z李氏の周辺が、今、とんでもない“バブル”に沸いている。ことの発端は1月19日、Z李氏が突如として独自の仮想通貨(ミームコイン)『Z李 REAL SUPER COIN ($ZReaL)』を発行したことだ。
なんとこのコイン、発行直後からチャートが垂直に跳ね上がり、一時「+46万%」という常軌を逸した暴騰を記録。発行者として総発行数の約6割を保有するZ李氏のウォレット残高は、瞬く間に日本円にして約20億円を突破したというのだ。
「偽物にキレて公式を作る」まさかの動機
なぜZ李氏は突然、仮想通貨の発行に踏み切ったのか。事情通はこう語る。
「最近、Z李氏の名前を勝手に使った『なりすましコイン』が横行しており、詐欺被害が出かねない状況に本人が頭を悩ませていたようです。そこで『偽物がのさばるくらいなら、いっそのこと公式で作ったろ!』と、半ば怒りのカウンターパンチとして発行されたのが今回の『$ZReaL』。名称がいかにも“厨二病”っぽいのも、彼なりのジョークでしょう」
しかし、そのジョークがシャレにならない金額を生み出してしまった。
トランプコインに次ぐ出来高、まさに“魔境”
SNS上の報告によると、$ZReaLはBitget Onchainなどの取引ランキングで、あの「トランプコイン」に次ぐ出来高を記録するなど、凄まじい勢いを見せた。
だが、この狂乱はZ李氏だけにとどまらない。便乗するように、ネット上の有名人や指名手配犯(八田與一容疑者など)をモチーフにしたふざけたコインが次々と発行される事態に発展。「滝沢ガレソコイン」なる謎の通貨まで複数確認されており、界隈はまさに無法地帯(魔境)の様相を呈している。
「20億円」は幻か? 滝沢ガレソ氏が鳴らす警鐘
このお祭り騒ぎに対し、ネットご意見番の滝沢ガレソ氏は冷静な分析を投稿している。
「ビットコインのような巨大市場と違い、ミームコインは取引されている通貨量が少ない。Z李氏がいきなり保有する20億円分を売ろうとすれば、コインの価値は暴落して無価値になる」
つまり、画面上の「20億円」はあくまで計算上の数字(含み益)であり、実際に換金できる額とは程遠いということだ。
先行者だけが圧倒的に有利で、後から入った人間が養分となるのがミームコインの残酷なルール。「億り人」の夢に釣られ、安易に手を出すと大火傷を負うことになりそうだ。



