世界初の試みとして、クリニック、ラボ、研究機関を一体化した再生医療グループ「東京リライフクリニック」が2025年1月23日、東京都中央区銀座に開院する。それに先立ち、12月13日よりプレオープンを開始した。運営は一般社団法人東京リライフ。
細胞レベルの若返りを目指す
同クリニックは、「現在の機能の回復・向上」と「老化の緩和・回復」という二つの観点から、短期および長期的な効果を見据えた治療を提供する。患者の細胞の培養・加工・保管を自社で行い、東京大学をはじめとする研究機関と連携し、DNAレベルでの効果研究を臨床に応用することで、細胞レベルの若返りを実現させるという。
世界トップレベルの研究機関と連携
東京リライフグループは、クリニック、ラボ、研究機関という三位一体の再生医療グループ。世界トップレベルの研究機関と連携し、最先端の研究・技術を臨床現場へ迅速に導入することを目指している。
東京大学大学院理学系研究科には「細胞老化制御」に関する寄付講座を開設。最先端の基礎研究を臨床レベルで応用できるよう研究を進め、研究と臨床の相互作用によるスピーディーな発展を図る。
細胞培養から遺伝子検査まで
クリニック内には、厳格な衛生管理下で細胞培養を行うラボラトリーを併設。患者に投与する細胞は遺伝子レベルでの評価・解析を行い、品質を担保する。また、「エピジェネティッククロック検査」システムを導入し、細胞の老化度合いを測ることで、より個別化された治療を提供する。
再生医療を牽引する医師陣
総院長には、抗加齢医療の専門家である石川正志医師が就任。徳島大学医学部卒業後、国内外の医療機関で豊富な経験を積み、再生医療分野や肝臓移植、肝胆膵外科などで顕著な業績を残してきた。
再生医療の最高顧問には、東京大学医学部卒業の髙戸毅医師を迎える。口腔外科学、形成外科学の専門家で、新たな術式の開発など多くの実績を持つ。再生医療の研究と臨床応用にも注力し、国内外で高い評価を得ている。
美容医療の最高顧問には、美容外科の第一人者である古山登隆医師が就任。北里大学医学部卒業後、「メスを使わない若返り治療」を専門に、美容医療の発展に貢献してきた。
多様な治療メニュー
同クリニックでは、脂肪由来幹細胞、線維芽細胞、NK細胞を用いた細胞療法、幹細胞培養上清液やPRPを用いた非細胞療法など、様々な再生医療を提供する。
東京リライフクリニックは、単に寿命を延ばすだけでなく、生活の質を向上させ、人生を豊かにすることを目指す。最先端の再生医療を通じて、人々が再び前を向いて生きる活力を得られるよう、新たな選択肢を提供していく。