障害者の方々は全国で965万人、人口の7.5%といわれます。健常者と同様、それ以上に能力の高い方たちも少なくありません。その活躍のためには、企業側の理解と配慮が不可欠です。株式会社ニュータイプ・ラボは、障害者を在宅雇用で「戦力」にする新しい形のコンサルティングサービス。障害者雇用における企業の課題を解決すべく、採用・マネジメント・教育の三分野でサポートを行います。ミッションは、障害者の戦力化に「楽しく」 明るく」「真剣に」取り組むこと。個々の能力を発揮できる場を提供するだけでなく、企業にとってのダイバーシティにも繋がります。その事業内容と想いについて、株式会社ニュータイプ・ラボの佐藤啓社長と大庭様、佐々木様にステークホルダーの皆様への感謝の気持ちをお聞きしました。
発達障害・ひきこもりサポートを経て生まれた障害者戦力化サポート
-株式会社ニュータイプ・ラボの事業内容について教えてください。
佐藤:当社は障害者の在宅雇用を支援する「障害者戦力化サポートサービス」を提供する企業です。障害者雇用の法定雇用率達成だけでなく、障害者を戦力にしていただくためのコンサルティング、具体的には採用・入社後のマネジメントや教育に関するサポートを行っています。
障害者雇用について「ちょっと面倒くさいな」というイメージを持つ企業は少なくありません。それは、障害者に関するイメージがよくわからないからだと思います。
我々の事業は、発達障害・精神障害等の方向けのIT・プログラミングスクールを運営するフロンティアリンク株式会社が発端です。厚生労働省指定の就労移行支援事業所で、全国11か所、12か所目は2021年夏に名古屋にオープン予定です。現在、250名の方が利用されています。
続いて設立したのが、日本で初めてのひきこもりの人が集まって設立した会社「株式会社 ウチらめっちゃ細かいんで」(略称:めちゃコマ)です。ひきこもりの方がプログラミング講師やホームページ制作などのIT系の仕事を受託しています。
実は、弊社の Web サイトは、全てめちゃコマのメンバーが制作いたしました。
なぜ、これらの事業をすることになったかというと、ひきこもりや発達障害の方の中には、非常に能力の高い人が埋もれているからです。
障害者の方が能力を活かす場所がないのは「もったいない」こと
佐藤:現在、ひきこもりの方は全国で100万人いるといわれています。
閣府の調査によると、2015年の段階で、15歳~39歳までの若年層ひきこもりが54.1万人、さらに2019年3月調査では中高年(64歳まで)のひきこもりが61.3万人いることがわかりました。 単純合計すると115万人です。
一方で、障害者の方は、さらにこの10倍。「令和2年版 障害者白書」のデータだと、身体・知的・精神の3つの障害を合わせて約965万人です。これは、人口の約7.7%にあたります。
仮に、優秀な方が障害者のうちの1%だとすると9.6万人、0.1%だとしても9,650人もいるわけです。ただ、かれらは「コミュニケーションが苦手」など、いろいろな生きづらさを抱えており、それが社会参加の壁になっています。
優秀な人たちが、能力が高いのに活かす場所がないなんて、とても「もったいない」ことです。本人たちが苦しい思いをしていることはもちろんですが、国全体で考えても非常に大きな損失ではないでしょうか。
-障害者の方たちは、ニュータイプ・ラボを通してどのような企業でお仕事をされるのでしょうか。
大庭:成長中の医療機関や、サービス業、IT・通信系の企業様が多いですね。
現在の具体的な事例は、マーケティングリサーチや、経営関係の指標をまとめるなどの資料作成が中心です。また、手書きアンケートの書きおこし・集計や、YouTubeの修正・構築をされている方もいらっしゃいます。
-一般的な障害者雇用だと、清掃や、障害者の方だけ部署で作業をされるようなイメージがありますが、そうした働き方ではないということですね。
大庭:我々が提案しているケースではないですね……本日同席している佐々木も、私と一緒に広報・マーケティングの担当者の一人です。
佐藤:例えば、一流大卒でうつ病を発症して双極性障害になった方が、ずっと単純作業に従事することは「もったいない」と思うんですよね。ニュータイプ・ラボであれば、自分で体調に合わせた範囲の働き方で、健常者と変わらない仕事ができる。
理解してくれる人たちと一緒であれば、かれらは一般の人以上に能力を発揮することも可能です。その選択肢を増やすことが我々の活動だと考えています。それには、受け入れる企業においてできる範囲での配慮が必要です。そこで我々は、障害者に特化して、企業側もクリアしなければいけない課題解決のお手伝いをさせていただいています。
障害者を受け入れる企業がクリアすべき3つの課題「採用」「マネジメント」「教育」
-受け入れ企業側の課題とは具体的にどのようなことなのでしょうか?
佐藤:企業側のクリアすべき課題は、採用・マネジメント・教育の3つがあります。
採用段階では例えば、障害者の方に興味を持ってもらえるような求人はどう知ればよいか、マネジメントでは、障害者の方の仕事をどう割り振ったらよいか、メンタルケアはどうするかなど。そして一番ベースになる教育は、障害者のスキルアップだけでなく、障害者雇用を円滑に進めるための知識を、対応するスタッフの方も含めて学ぶことです。
この3つがうまく回っていれば障害者雇用はスムーズに進みます。しかし、どれかもしくは全てにおいて企業は課題を抱えているのが現状です。
特に採用した後が一番の課題となります。
障害者の方に、現場で円滑に働いてもらうために必要なコミュニケーションなどの業務マネジメントがうまくいかないと、雇ったはいいけれどもなかなか定着しません。
そこで、我々がコンサルティングとして入り、課題を解決しながら、障害者本人が持っている力を発揮し、企業に貢献できる環境を一緒に作るお手伝いをしています。我々が「障害者戦力化サポート」と呼ぶサービスです。障害者が戦力となることで、職場のダイバーシティを育て、SDGsへの対応を通じたブランディングの向上にも貢献します。
能力が高い障害者の選択肢を広げたい
-どうやって能力の高い障害者の方と繋がりを構築されるのでしょうか。
佐藤:実はこれがとても大変です。
現在、我々の入口としては、就労移行支援事業所(フロンティアリンク キャリアセンター )や、場合によってはめちゃコマの無料サポーター会員です。サポーター会員は、メールアドレスとニックネームだけで登録できて、会員は全国に3000人近くいます。ここからリーチを広げたいと考えていますが、これだけでは情報を届けるスピードが決して速いわけではありません。そのため、講演活動や執筆活動を通じて情報を届けています。
昨年は書籍「ひきこもり×在宅×IT=可能性無限大! 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」を出版しました。自社でのセミナー・講演だけでなく、内閣府をはじめ官公庁・地方では地域若者サポートステーションから講演依頼をいただくこともあるので、それで情報をお届けできるように活動しています。
また、ひきこもりの方に関しては、テレビや新聞、雑誌、ラジオなどマスメディアで知っていただく機会が多いです。ひきこもりの方や、発達障害などの精神障害の方は「ネットでいいんじゃないか」と思われるかもしれません。しかし、かれらは他の人と繋がる必要がないので、実は半数ほどしかスマホを持っていないのです。パソコンは、私の実感としては2~3割だと思います。
SNSなどで情報が届く層ももちろんいます。しかし、半分くらいは届いていないのです。そのため、マスメディアのリーチが非常に大きいという側面があります。
また、ひきこもりの方の支援団体とはよく連携しています。
実は、ひきこもりの方は、障害者の法定雇用率の対象となっていません。また、難病もその対象にならない病気があります。あくまで身体・知的・精神の3つの障害を持つ人を雇用しないと、企業としては法定雇用率を満たせません。法律の不備ともいえる問題ですが、現状はそうなっています。
めちゃコマとニュータイプ・ラボは、最初に設立したフロンティアリンクとは異なり、国の福祉系の枠を一切使っていない純粋な民間会社です。
そのため、障害者雇用の枠には入らないひきこもりや難病の方々も「働く意欲」があれば、活躍できる環境を用意したいと考えています。
-障害者雇用については、どのように進めていくべきだと考えていらっしゃいますか?
佐藤:これまで当社でうまくいっているケースは「企業の意思決定権者が『たまたま』障害者雇用に理解があった」状況です。
2021年3月に、障害者の法定雇用率が改定されました。 です。雇用義務を履行しない企業に対しては、行政指導があります。
我々は、企業が法定雇用率を満たすために活動しているわけではありません。障害者に能力を発揮できる場を提供し、かつ企業にも役立つことが本質です。
今はまだ地道に一つずつ成功事例を積み重ねている段階になります。ある意味横並びが好きな日本企業の意思決定権者の方々に、障害者の戦力化を理解してもらうには、まだもう時間がかかるでしょう。
障害者雇用の成功事例が積み重なり「あの会社も障害者を戦力化しています」となれば、一気に広まると考えています。
能力が高い障害者の方が、今までのような単純作業メインの障害者の働き方に従事するのはやはり「もったいない」ですよね。だからこそ選択肢を増やしてあげたい。そこに我々の活動は集約されると考えています。
株式会社ニュータイプ・ラボのステークホルダーへの想い
―では、御社がステークホルダーとどのように向き合っているかをお伺いできますか。
地域社会
事務局長 上田様
一般社団法人ひきこもりUX会議
林様・川初様
佐藤:私が最初にひきこもり界隈と関わることになった最初のきっかけ「ひきこもりフューチャーセッション庵 -IORI-」で出会った方々です。
「IORI」は、ボランティアベースで作っている草の根イベントで、主催者・コアメンバーもおらずゆるい繋がりで実施されています。ひきこもり当事者だけでなく、関心のある方ならどなたでも参加可能です。
このイベントに2017年4月に参加し、それまでの「ひきこもり」に持っていたイメージを覆されたことが「めちゃコマ」設立、フロンティアリンクの就労移行支援事業、そして現在のニュータイプ・ラボのきっかけになりました。ここでかれらに知り合っていなかったら、私の現在の事業は全て生まれていません。ですので、IORIにはずっと感謝の気持ちを持ち続けています。
・聞いてみたいこと
ひきこもり界隈を楽しく盛り上げるには、イベントの他に何をやったら良いでしょうか……?
佐藤:毎年、内閣府の「専門分野横断的研修」では、様々な問題の専門家による研修が行われます。私も、ひきこもりの支援者に関する研修の講師を3年前から担当しています。その際に、谷口様に積極的に支援いただきました。「お役所仕事」という揶揄されがちですが、現場の皆様は強い想いを持たれています。行政での取り組みについても、ぜひメディアで取り上げていただきたいですね。いつも大変感謝しております。
佐藤:2017年12月に「めちゃコマ」を設立した時、できるだけ多くの人、特にひきこもり当事者・経験者に知ってもらうため、プレスリリースを作り、記者会見を行いました。その半年後、めちゃコマは十数件のメディアに取り上げられることになります。
そのきっかけを作ってくださったのが、当時NHKネットワーク報道部の高橋様でした。「めちゃコマ」を設立して半年後、2018年5月の「NHKおはよう日本」の#こもりびと 、そして「クローズアップ現代+」 の取材を受けたのです。
この出演が、大きな信用を得ることに繋がりました。2018年10月には日経新聞・読売新聞・朝日新聞・毎日新聞にも取り上げられ、本の出版のお話をいただいたのも、NHKの取材のおかげです。本当にありがとうございました。
・お聞きしてみたいこと
津はどうですか?また東京に戻られる機会があったら、どんな題材を発信していきたいですか?
佐藤:あさ出版様 http://www.asa21.com/ からは、2018年10月に、本の出版オファーをいただきました。しかも自費出版ではなく商業出版です。
「めちゃコマ」を設立して1年もたっていない時期に、「めちゃコマ」の活動に可能性や意義を感じて「本を書きませんか?」とお話をいただけたのはとてもありがたかったですね。
経営者が本を出すことには大きな意義があります。「めちゃコマの本」出版で、再びメディアにも大きく取り上げていただけました。この本のおかげで、めちゃコマの動きを加速することに繋がりました。御礼を申し上げます。
お客様
佐藤:株式会社リペアサービス様は、札幌市の不動産管理会社サポート企業です。代表の富田様は、札幌の中小企業同友会(1900社の企業が登録)で、障害者雇用推進委員会の委員長もされていらっしゃいます。
「障害者はお荷物ではなく、優秀な人材である可能性が高い」と思っていただくにはどうすれば良いのか、一緒にどうやって盛り上げていくべきでしょうか。
当社のサービスに非常に関心を持っていただき、即座にサービス利用を決めていただいただけでなく、採用の内定をいただくことに繋がりました。本当に感謝です。
「障害者はお荷物ではなく、優秀な人材である可能性が高い」と思っていただくにはどうすれば良いのか、一緒にどうやって盛り上げていくべきでしょうか。
リペアサービス様は、従業員数が30名なので、障害者の法定雇用の対象外になります。しかし、優秀な人材・可能性のある人材であれば、健常者・障害者の関係なく採用を進めたいという想いは素晴らしいです。
「障害者はお荷物ではなく、優秀な人材である可能性が高い」と思っていただくにはどうすれば良いのか、一緒にどうやって盛り上げていくべきでしょうか。
リペアサービス様のような企業とお仕事ができることは、とてもありがたいことだと思っております。
「障害者はお荷物ではなく、優秀な人材である可能性が高い」と思っていただくにはどうすれば良いのか、一緒にどうやって盛り上げていくべきでしょうか。
・聞いてみたいこと
「障害者はお荷物ではなく、優秀な人材である可能性が高い」と思っていただくにはどうすれば良いのか、一緒にどうやって盛り上げていくべきでしょうか。
佐藤:障害者雇用には、いろいろな先入観があります。それを打破して関心を持ってもらうところに行き着くまでが非常に大変です。
リペアサービス様のように「障害者はお荷物ではなく、優秀な人材である可能性が高い」と思っていただくにはどうすれば良いのか、一緒にどうやって盛り上げていくべきでしょうか。
社員
佐藤:全社員に感謝です。まずこの場に来てくれている大庭さんと佐々木さん。いつもありがとう。佐々木さんは、難病を抱えていますが障害者雇用の枠には入れないので、就労が難しかった。そこで当社に入社して仕事をしてもらったら予想以上にパフォーマンスが高く、今では重要な戦力となっています。
大庭:株式会社リペアサービス様 との件も、決め手になってくれたのは佐々木さんでした。
私は営業担当もしているのですが、リペアサービス様とお話ししていると「在宅での仕事の取り組み方やコミュニケーションへの不安がある」ことが課題となりました。
そこで、当社の普段のコミュニケーションスタイルを見ていただきたいと思い、佐々木さんに打ち合わせの場に2時間弱ほど同席してもらいました。その時の佐々木さん、ちょうどよいところでニコって微笑んでくれて「そうなんです」と。あれが決め手でした。
佐々木:私はただ相槌を打っていただけなので何もしてないんですけれども……
大庭:それが佐々木さんの魅力なんですよ!
-佐々木様は、どのような経緯でニュータイプ・ラボに入社されたのですか?
佐々木:私は、もともと販売畑の人間で、革靴の販売をしていました。全然違う業種への挑戦となりましたが、コミュニケーションにとても不安を感じる当事者の一人として、少しでもお手伝いができれば……と思ったのがきっかけです。
大庭:佐々木さんは、私に自信を与えてくれる仲間といえる存在です。佐藤社長の仕事の推進力に加え、さらに現場のスタッフである佐々木さんたちが「これもできるんだ」と広がりを与えてくれます。本当に優秀なメンバーだと思っています。
・聞いてみたいこと
大庭:佐々木さん、次にしてみたい仕事ってありますか?
佐々木:現在は、新しい仕事というよりも、今までの仕事の積み重ねを大事にしたいと考えています。私は今まで、仕事をして体調崩すことを繰り返していましたので……今は自分のリズムを作り上げることが先決ですね。
大庭:佐々木さんのように私よりも仕事ができる人がたくさんいらっしゃいます。なので、佐々木さんみたいな人をもっと採用して欲しいですね(笑)
サプライヤー
佐藤:橋口様と知り合ったきっかけは、私の趣味の離島めぐりです。
ワーケーションの体験イベントで五島を訪れた際にご紹介いただきました。
株式会社ニュータイプ・ラボの本社は五島です。「なぜ五島なのか」と聞かれることがありますが、それは五島市役所、特に当時商工課の橋口様のバックアップによるものでした。当社は完全在宅の企業のため、全国どこからでも仕事ができます。だから、本社はどこに作ってもよいので、行政のスピードが速いところと思っていました。その条件に五島市はまさにピッタリだったわけです。様々な課題をスピーディーに解決していただけたことが今に繋がっています。
当社は、2021年6月1日に五島市にコワーキングスペースを持つシェアハウス「五島ベース」 を開業しました。こちらも物件探しの段階から橋口様にお世話になっており、本当に感謝しています。
現在のニュータイプ・ラボがあるのは、五島市役所のおかげです。
・聞いてみたいこと
橋口様、商工課から市民課に移られましたが、次は……市長でしょうか?
株主
佐藤:現在、フロンティアリンク株式会社の株主が50名ほどいらっしゃいます。
これまでのご支援について、御礼を申し上げるとともに、引き続きどうぞよろしくお願いいたしますとお伝えしたいです。
未来世代へ
佐藤:我々のグループポリシーは「世界で一番幸せを応援する企業へ」です。
企業は、人の幸せ・社会の幸せ、そこに繋がることをすべきだと考えています。現役世代には、次の未来を担う方たちが安全・安心に生活できる環境を作るのはもちろんです。それだけでなく、かれらが自分の価値を感じて、幸せに生きられる環境を作る責任があると考えています。つまり、お金を稼ぐだけでなく、精神的な豊かさが必要です。
よく、仕事には三段階あるといわれています。ライスワークは日銭稼ぎ、ライクワークは好きな仕事、ライフワークは人生をかける仕事。仕事は、自分の自己実現、人生において自分が持っている役割や意義を確認する手段の一つだと思います。
我々は、ニュータイプ・ラボもめちゃコマもフロンティアリンクもそうですが、自分の価値を感じられる仕事に繋がるような支援が大事です。「誰かの、社会の役に立つ」ことが自分自身の幸せに繋がり、他の人に分けてあげることができる。
そんな社会にしていくために、教育・福祉・医療この3つの領域から、人々の幸せを応援するために活動が今後できればと思っています。
【プロフィール】
佐藤 啓(さとう・けい)
株式会社ニュータイプ・ラボ 代表取締役社長
1973年、北海道生まれ。東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業、米ワシントン大学経営大学院(MBA)修了。セイコーエプソン株式会社の経営企画部門にて新事業育成等を担当すると共に東京工業大学非常勤研究員も兼務。2006年、障害者・ひきこもり向け教育・就労サポート・メンタルケア事業を行うフロンティアリンク株式会社を設立。2017年には、日本初のひきこもり者主体の「株式会社 ウチらめっちゃ細かいんで」を設立。この取り組みは多くのマスメディアで取り上げられ、本も出版された。内閣府をはじめ官公庁や企業などで講演多数。2019年、長崎県五島市に、障害者の在宅雇用を推進する株式会社ニュータイプ・ラボを設立。2020年、同社代表取締役に就任した。
【企業概要】
株式会社ニュータイプ・ラボ (英文表記:NEWTYPE Lab Co.,LTD)
設立:2019年(令和元年)12月3日
〒853-0017長崎県五島市武家屋敷1-7-12