
謎の波音配信でファンに不安 HIKAKINが「張り切りすぎて空回り」と謝罪
HIKAKINは3月28日午後5時ごろからYouTubeライブ配信を開始した。しかし画面はほぼ真っ暗で、波の音だけが長時間流れる異例の内容だった。配信は4月5日の発表日まで約1週間続き、ファンから「乗っ取られたのではないか」「病んでいるのではないか」といった心配の声が相次いだ。
一部では所属事務所への問い合わせも殺到した。謝罪動画でHIKAKINは「配信で盛り上げすぎてしまい、そこからの落差がすごすぎて申し訳ありませんでした」と述べた。意図は商品への強い思いから「ヒカキンが変なことをやってワクワクしてもらえるように」との演出だったが、結果としてファンに不安を与えてしまったと認めた。「完全に張り切りすぎて空回りをしてしまいました」と自らを振り返り、1年以上かけて準備した商品のプロモーションとして過度に力を入れすぎた点を反省した。
この配信は当初、さまざまな憶測を呼び、「無人島購入説」や「コラボ企画説」などがネットで広がった。HIKAKIN本人は4月3日の動画で「疲れ果てています」と体調を明かしつつ、「トラブルではないので心配しないでください」と呼びかけていた。
既存麦茶を「地味で退屈」と表現 麦茶愛好家から強い批判
4月5日の発表動画でHIKAKINは、ONICHAを「日本の麦茶を変える」とアピールする一方で、従来の麦茶を「地味でワクワクしない」「親に言われて飲む退屈な飲み物」と表現した。これが麦茶愛好家や長年生産に携わる人々から強い反発を招いた。
謝罪動画では「麦茶愛好家や生産者に嫌な思いをさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。真意は子どもにも手に取ってもらえるようなワクワクする麦茶を提供したいというものだったと説明。既存麦茶を下げる意図はなく、新しい選択肢を提案したかったと強調した。
しかしネット上では「伝統的な麦茶のイメージを軽視した」「競合をけなすような姿勢が鼻につく」といった批判が続出した。一方で「子どもが麦茶に親しむきっかけになる」との支持の声もあった。
外国産大麦使用に疑問の声 HIKAKINが国産導入を約束
発表動画で「日本の麦茶を変える」としながら、ONICHAに使用された大麦が外国産であることが判明し、さらなる批判を呼んだ。「国産を優先すべきではないか」との指摘が相次いだ。HIKAKINは謝罪動画で当初の判断として「安定供給と品質を優先した」と説明した上で、「国産大麦の重要性を理解し切れていなかった」と反省。
製造チームに指示し、早ければ10月頃から国産大麦を導入する計画を明らかにした。具体的な改善策を示した点は、視聴者から一定の評価を集めている。
低評価デマに法的措置を警告 ネットで賛否両論
謝罪動画では、発表動画に対する「低評価だらけ」というデマがSNSで拡散されていると指摘した。HIKAKINは「ブランドとして大きな風評被害を受けており、すでに証拠を押さえ、開示の手続きを始めています」と述べ、事実無根のデマや家族への攻撃的な投稿に対して法的措置を検討する考えを示した。
この発言に対し、ネットでは「デマ対策は当然」との擁護がある一方で、「都合の悪い批判までデマ扱いするのか」「自分から問題を起こしておきながら威圧的」との声も上がった。配信者として誹謗中傷に悩まされてきた経験から、強いトーンで呼びかけた形となった。
「最近のHIKAKIN大丈夫?」 体調とメンタルを心配するネットの声
一連の騒動を受け、XやTikTokでは「HIKAKIN最近大丈夫?」「無理していないか」との心配の声が目立つようになった。波音配信の長期化、体調不良の言及、炎上対応の連続が重なり、「張り切りすぎて空回りしている印象」「休んでほしい」との意見が相次いだ。
HIKAKINは動画でファンへの感謝を繰り返し、「皆さんの意見をしっかり見させていただきました。至らない点がたくさんあったことを深く反省しております」と語った。長年のイメージである「元気でポジティブ」なキャラクターとのギャップが、ファンを不安にさせているようだ。一方で「真っ直ぐで不器用な人柄が伝わる」「学びに変えようとする姿勢は好感が持てる」との擁護も少なくない。
ONICHAは4月21日から全国のセブン-イレブンで順次発売予定で、価格は税込149円前後。パッケージはかわいい鬼キャラクター「おにっぴ」のデザイン3種で、ラベル裏におみくじ「鬼みくじ」が付く遊び心ある仕様となっている。発売後の売れ行きや国産大麦導入の進捗が、HIKAKINの信頼回復の鍵を握ることになりそうだ。



