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がん闘病8か月 石橋貴明が“帝京魂”のガッツポーズ 仲間の胸を熱くした近影とは

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帝京OB会
DeNA 山崎康晃選手 公式Xより

がん公表から8か月。静かな会場にふっと明るさが戻ったのは、石橋貴明(64)が姿を見せた瞬間だった。食道がんと咽頭がんで闘病を続けている石橋が、帝京高校野球部OB会「帝京会」に参加し、仲間と肩を並べガッツポーズを見せた。

白髪が交じり体はほっそりとしているものの、その表情には確かな力強さが宿り、SNSには「想像以上に元気そう」「顔に覇気が戻った」と安堵の声が広がっている。仲間が語った“変わらない温かさ”とともに、石橋の現在地が静かに浮かび上がった。

 

 

帝京OB会にふらりと現れた石橋貴明。その姿に広がった安堵

店内の空気がふっと和らいだのは、ひとりの大きな影が扉をくぐった瞬間だった。
今年4月に食道がんと咽頭がんを公表し、活動を休止している「とんねるず」石橋貴明(64)。闘病8か月という時間を経て、その姿が帝京高校野球部OB会「帝京会」に現れた。

同席した元日本ハムの杉谷拳士さんがSNSで写真を公開すると、瞬く間にネットがざわめいた。白髪が交じり、体は以前より細くなっていた。それでも周囲の緊張を吸い込むように笑い、ガッツポーズを掲げる姿は、誰もが知る“帝京魂の男”そのものだった。

 

白髪交じりの笑顔と力強いガッツポーズ。写真が語る“変わらない背中”

写真には、清水昇、松本剛、山崎康晃、原口文仁。プロ野球界の現役・OBが石橋を囲み、皆が同じ方向を見つめて笑っている。
グレーのパーカーをまとった石橋の表情は穏やかだが、薄い光沢の奥に、どこか吹っ切れたような明るさがある。

闘病による体重減少が見て取れる一方で、その瞳にはいつもの覇気が宿り、仲間の輪の中心で自然と空気をつかむ存在感があった。

杉谷さんは「笑う時も、苦しい時も、変わらない温かさでそばにいてくれる」と綴り、帝京会そのものが石橋という大黒柱の存在によって形作られてきたことをにじませた。

DeNAの山崎康晃投手も「めちゃくちゃ元気でした」と投稿し、帝京の東京大会優勝に目を細める石橋との会話を明かした。「久しぶりに帝京が甲子園で観れるかもな。俺泣いちゃうよーって」。
その声が聞こえてくるような、生々しい熱が写真から立ち上ってくる。

 

後輩たちの胸を震わせた「貴さんの温かさ」

SNSのコメントは、単なる近況報告ではなく、報告の手紙にも近い。
杉谷さんは「どれだけ勇気をもらってきたか分かりません」と書き、山崎投手は「やっぱり帝京は強くないと」と語る。

石橋がいると、なぜか全員が肩の力を抜いて笑える。
学生時代から続く、帝京の空気が一瞬で戻り、全員が少年のように野球の話に没頭する。
たとえ病を抱えていても、変わらない背中が仲間に力を与え続けている。その情景が鮮やかに浮かび上がる。

 

ネットに広がった安堵と共感。「顔に覇気が戻った」

その近影は、長く続いた心配の空気をわずかに晴らした。
夏に週刊誌で公開された痩せ細った姿と比較する声も多く、「想像していたより元気そう」「顔に覇気が戻った」といった安堵の声が並ぶ。

一方で、家族の闘病を重ねる読者も少なくない。
「抗がん剤治療を途中でやめたから諦めたわけではない」
「同じ病気でもこうして元気に生活している人は多い」
寄せられたコメントは、どこか石橋に向けた祈りと、自分自身への励ましを重ねているようでもあった。

 

がん公表から8か月。石橋貴明は今、どこに立っているのか

4月に自身のYouTubeで食道がんを公表し、続いて咽頭がんも明かした石橋。
10月にはXで「元気になります!」と投稿し、64歳の誕生日には「大丈夫!元気ですよ!」と改めて発信した。

今回の帝京会での写真は、
“完全復活ではないが、確実に前へ進んでいる”
そんな力強いメッセージとなった。

復帰時期は見えていない。しかし、仲間たちに囲まれた石橋の笑顔には、まだ手を離さない意志のようなものが宿っている。
少年時代から続く帝京魂は、いまも彼の中で燃えている。

 

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ライター:

広告代理店在職中に、経営者や移住者など多様なバックグラウンドを持つ人々を取材。「人の魅力が地域の魅力につながる」ことを実感する。現在、人の“生き様“を言葉で綴るインタビューライターとして活動中。

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