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乃木坂46・6期生1周年広告の“写真欠落”ミスに見る推し広告文化

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乃木坂46・6期生が結成1周年。乃木坂駅に掲出された祝福広告で、瀬戸口心月の写真が2枚、愛宕心響が未掲載というミスが発覚。実行委員会の謝罪とネットの賛否、推し広告の仕組みを解説。

乃木坂46・6期生、結成1周年で祝福ムードも…駅広告に“写真欠落”トラブル

乃木坂46の6期生が2026年2月5日、結成1周年を迎えた。お披露目から1年、ライブや楽曲パフォーマンスを通じて着実に存在感を高めてきた6期生。SNS上には「この1年で本当に成長した」「これからの乃木坂を背負う存在」など祝福の声が相次ぎ、温かなムードに包まれた。

その一方で、ファン有志による“推し広告”をめぐり、思わぬトラブルが発生した。

 

乃木坂駅に掲出された祝福広告で「11人中1人が不在」

6期生の結成1周年を祝う駅広告が掲出されたのは、東京メトロ千代田線・乃木坂駅構内。ファンが費用を出し合い、メンバーの写真をあしらったポスターを掲出する、いわゆる「推し広告」だ。
今回の広告企画を取りまとめ、広告代理店とのやり取りを担っていたのは、6期生楽曲でセンターを務めた矢田萌華のファン団体「矢田萌華生誕祭実行委員会」の中心メンバーだったとされる。
期限までに取りまとめや入稿が完了し、今回の広告企画は無事幕を閉じると思われた。

しかし掲載翌日、現地に広告を見に行ったユーザーが実際の写真を投稿し、事態は一変。
なんと、広告内に掲載されるはずだった6期生11人の写真のうち、瀬戸口心月の画像が2枚使用され、愛宕心響の写真が欠けていることが判明。ファンの間で波紋が広がった。

乃木坂46・6期生1周年広告ミス
 

実行委員会が謝罪「JPEGからPDF変換時の差し替えミス」

これを受けて、同実行委員会はX(旧Twitter)上で謝罪文を発表。

「ポスターデータをJPEG形式からPDF形式へ変換する作業の過程で、画像の差し替えを誤って行ってしまった」

と原因を説明した。

これに対して、ネット上では賛否が分かれている。

「人だから誰しもミスはある」
「ボランティアでここまでしてくれているのに責められない」

といった擁護の声がある一方で、

「今後一切矢田以外の6期生の催し物に関与しないと明言したらどうですか?」
「愛宕さんへの謝罪はないのですね」

など、怒りや不信感を示す投稿も見られた。

 

“推し広告”の仕組みとは?乃木坂駅の掲出費用を検証

昨今、アイドルファンの間で一般化している“推し広告”。その種類は、駅構内のポスターや、街中のビジョン、アドトラックなど多岐にわたる。
今回の乃木坂駅のポスター広告は、株式会社JR東日本企画(jeki)が管理運営している。

公式サイトによると、掲載期間や料金は以下の通りである。

  • 掲出期間:7日間
  • 広告料金:34,000円(税別)
  • 印刷費:1枚12,600円(税別)

▼Cheering AD「東京メトロ 乃木坂 B0駅ポスター※注意事項あり」

https://cheering-ad.jeki.co.jp/products/eki-287

今回の6期生広告の掲出期間は2月2日〜8日。誤植に気付いたのち、正しい広告物が掲載されたのは2月6日だった。つまり、本来の内容で掲出されたのは7日間中わずか2日間という計算になる。
今回は発注者側のミスであるが、これが仮に広告代理店側のミスであった場合は、誤掲載期間分の広告費が返金される「広告費補填」が行われるケースもある。

試しに、今回のケースを補填すると想定して単純計算すると、

(37,300円+13,860円)÷7[全日数]×5[誤掲載日数]÷11[1人あたり]=約3,322円

1人あたりの未掲出相当額は約3,300円程度になる。
しかし、今回の争点は金額ではないだろう。

 

「推しが軽んじられた」と感じたファン心理

今回の騒動で最も大きかったのは、金額や事務的なミスそのものではなく、「推しの存在が軽んじられたのではないか」という感情の揺らぎだろう。

推し広告は、単なるポスターではない。ファンにとっては「自分たちの想いを可視化する場」であり、メンバー一人ひとりへの敬意を形にする行為でもある。その中で特定のメンバーの写真が欠けていた事実は、意図がなかったとしても、心理的には大きな衝撃となる。

とりわけグループアイドルの場合、「全員であること」には象徴的な意味がある。11人で歩んできた1年を祝うはずの広告で1人が不在だったという構図が、一部ファンにとっては看過できない出来事となった。

もちろん、今回の件は人為的ミスであり、悪意があったわけではない。しかし「推し活」が感情の営みである以上、理屈だけでは収まらない側面があることも事実だ。

 

祝福の1周年を、分断ではなく前進へ

一方で、広告掲出の取りまとめや入稿作業は完全なボランティア活動であり、多大な時間と労力が費やされていることも忘れてはならない。今回のミスは、JPEGからPDFへの変換時の差し替え作業という、いわば技術的な工程で発生したものだという説明がなされている。人が関わる以上、ミスをゼロにすることは極めて難しい。

本来この企画の出発点は、「6期生の1周年を祝いたい」「これからの活躍を応援したい」という純粋な気持ちだったはずだ。

節目のタイミングで起きたトラブルではあるが、それでも6期生が歩んできた1年の価値が揺らぐわけではない。ファン同士の対立や分断ではなく、次の2年目へと向かう力に変えていけるかどうか、それこそが今、問われているのではないだろうか。

 

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ムーンサルト もも

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広告代理店勤務を経て、Webメディア運営会社での編集・記事制作を経験。現在はフリーランスのWebライターとして活動。ネットミーム愛好家。

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