
編み物ブームの中、SNSに投稿された自作ハンドルカバーが炎上。滑りやすく危険ではないかとの声が噴出し、編み物界隈でも賛否が拡大している。趣味と安全性の境界線を巡る議論を詳しく解説。
趣味か危険行為か 編み物界隈を揺るがすハンドルカバー炎上騒動
ここ数年、アイドルや芸能人が編み物作品をSNSで披露する流れをきっかけに、日本では空前の「編み物ブーム」が到来している。バッグや帽子、マフラーなどの自作作品を公開する投稿が相次ぎ、いわゆる「編み物界隈」は一大コミュニティへと成長した。
しかし、その盛り上がりの裏で、思わぬ炎上騒動が起きていた。発端となったのは、編み物で自作した車のハンドルカバーをSNSに投稿したユーザーの一言だった。
SNSでは称賛から一点炎上、安全性を巡り賛否噴出
投稿者は、車内を可愛い空間に変えるためにハンドルカバーを編んで製作したと投稿。
見た目は可愛らしく、手作りならではの温かみも感じられるデザインだった。
編み物界隈内では当初は「可愛い!」「すごい!」と称賛の声があがっていたが、投稿が拡散されるにつれ、SNSでは瞬く間に批判の声が噴出する。
「毛糸は滑りやすくて危険では?」
「緊急時にハンドル操作が遅れたらどうするのか」
「糸のほつれに引っかかってハンドルの方向が変わったら事故になるのでは」
「安全基準を満たしていない可能性がある」
といった、安全性を疑問視する意見が相次いだ。
編み物ハンドルカバーは本当に危険?
問題視されたのは、主に以下の点だ。
- 毛糸素材は摩擦が不安定で滑りやすい
- 汗や湿気でさらにグリップ力が低下する可能性
- 厚みが出ることでハンドル操作の感覚が狂う
- 市販品と違い安全試験を受けていない
特に、急ハンドルや回避操作が必要な場面で、わずかなズレや感覚の違いが事故につながる可能性を指摘する声が多い。
自動車に関わる装備は「可愛さ」よりも「安全性」が最優先されるべきだという意見は、ネット上でも一定の支持を集めている。
「趣味の自由」VS「公共の安全」
一方で、過度な批判に疑問を呈する声も存在する。
「市販のハンドルカバーだって素材はさまざま」
「危険と決めつけるのは早計」
「個人の趣味まで叩きすぎでは」
といった擁護意見も見られ、議論は二極化している。
編み物界隈の中には、「ハンドルカバーという選択自体が危険なのではなく、素材と構造をきちんと考えるべき」という冷静な指摘もあり、単なる炎上では終わらない様相を見せている。
編み物ブームが抱える新たな課題
今回の騒動は、編み物ブームが単なる趣味の流行を超え、実生活と密接に結びつく段階に入ったことを象徴しているとも言える。
可愛さ、個性、自己表現。
その一方で、生活用品や車関連アイテムのように自他の安全が関わる分野では、趣味の延長では済まされない責任も伴う。
SNSでは「バズること」が評価基準になりがちだが、バズの裏側で誰かが危険にさらされる可能性があるなら、その発信のあり方は改めて問われるべきだろう。
ブームの中で求められる冷静な視点
編み物ブームそのものは、多くの人に創作の楽しさを与えている素晴らしい文化だ。
しかし、社会の安全に関して言えば、「かわいいだけじゃだめですか?」は通用しない。
編み物ブームの広がりとともに、趣味と安全、自由と責任のバランスを取りながら、編み物界隈が発展していくことを切に願う。



