
2026年春で活動を終了する嵐のラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI」のチケット抽選結果が13日に発表された。Xでは「嵐の当落」がトレンド入りし、落選者の怒りと失望が噴出。一方で2次抽選や復活当選の可能性も取り沙汰され、感情はさらに揺れ動いている。
当落発表直後に噴き出した落選者の怒りと絶望
13日の当落発表直後、Xは落選者の感情で埋め尽くされた。
「最後なのに落ちるのはきつい」「現実を受け止められない」といった声が相次ぎ、怒りと虚脱が入り混じった投稿が目立った。
落選に直面したファンの多くは、嵐を人生の一部として受け止めてきた層だ。活動休止中も再開を信じ、ラストツアーこそが集大成になると考えていた。
その期待が一気に断ち切られたことで、「心が空っぽになった」「何を楽しみに生きればいいのか」という切実な言葉が並んだ。
その一方で、「まだ2次があるはず」「復活当選に賭けるしかない」と自分に言い聞かせるような投稿も見られ、怒りと希望が同時に存在する不安定な心理状態が浮き彫りになっている。
活動休止中も支え続けたファンが抱いた強い不満
今回のツアーは、2020年末の活動休止以降もファンクラブを継続していた会員のみが申し込める条件だった。
その点について、落選者からは「これ以上どう支えればよかったのか」という声が強く上がっている。
「何年も更新してきたのに、最後は抽選だけ」
「信じて待った人ほど救われない仕組み」
公式ファンクラブのFAQでは、一次抽選後に「注釈付き2次受付」や、未入金分などを対象とした「復活当選」が行われる可能性が示されている 。
その情報が拡散されるにつれ、落選者の感情はさらに複雑化した。
「まだチャンスがあると思うと諦めきれない」
「期待させる分、外れた時が怖い」
抽選制度への不満は、「最後なのだから特別な配慮があってもよかったのではないか」という思いへと変わりつつある。
「全員行けないと分かっていても」消えない不公平感
5大ドームで計15公演という規模でも、嵐のファン数を考えれば圧倒的に足りない。
落選者が口をそろえるのは、「理屈では理解している」という前置きだ。
それでも感情が追いつかないのは、このツアーが「最後」であり、次を待つことができないからだ。
「またいつか」が存在しない以上、落選は単なる運の問題では済まされない。
ここでも「2次抽選」「復活当選」という言葉が、希望と不公平感の両方を生んでいる。
「まだ枠があるなら最初から回してほしかった」
「結局また運なのか」
追加チャンスの存在は、救いであると同時に、怒りを長引かせる要因にもなっている。
札幌公演当選ツイート炎上 怒りが向かった矛先
今回の当落騒動で、落選者の怒りが最も露骨な形で噴出したのが、札幌公演当選を巡る一連のツイートだった。
当選を報告しながら「札幌以外で当たると思っていた」「まさか第4希望の札幌が当たるとは予想外、移動手段や宿泊が確保できなければ諦めるしかない」と不安を吐露する内容に、落選者の感情が一気に集中した。
Xでは
「行けない可能性があるなら応募するな」
「覚悟もなく申し込んだ人が当たるのはおかしい」
「札幌第1希望で外れた人の気持ちを踏みにじっている」
といった強い言葉が相次ぎ、単なる批判を超えて糾弾に近い空気が広がった。
札幌公演は地理的条件から遠征必須となるケースが多く、交通費や宿泊費を含めて大きな負担を覚悟したうえで申し込んだファンも少なくない。そのため、当選後に「行けないかもしれない」と語る姿勢は、「本気度が足りない」「席を無駄にしている」と受け取られやすかった。
特に落選者の間では、「もし辞退すれば復活当選に回るのではないか」という認識が共有されており、当選者の迷いがそのまま怒りの材料となった。
「その1枠で救われる人がいる」
「辞退するなら早くしてほしい」
といった投稿には、切実さと苛立ちが混じる。
この炎上は、特定の当選者個人への反感というより、「最後の嵐に行けない」という不満が向かう先を失った結果とも言える。本来であれば抽選制度や供給不足に向くはずの怒りが、目に見える当選者の言葉に集約された形だ。
結果として、同じ嵐ファン同士が互いの覚悟や熱量を測り合い、批判し合う状況が生まれた。
札幌公演を巡る炎上は、落選者の怒りがどれほど切実で、出口を失っているかを象徴する出来事だった。
嵐の歴史と「最後」が生んだ終わらない感情
嵐は1999年9月15日に結成され、2020年末に活動を休止した。
2024年4月10日には5人で「株式会社嵐」を設立し、2026年春のツアーをもって活動終了を発表している。
長い歴史の末に迎える「最後」は、単なる公演ではなく、人生の区切りとして受け止められている。
そのため落選者の怒りは簡単には収まらず、2次抽選や復活当選の情報が出るたびに、期待と不満が再燃する。
嵐のラストツアー当落騒動は、国民的グループが残した時間の大きさと、その終わりがいかに多くの感情を生み続けているかを如実に示している。



