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ケンタッキー なかやまきんに君が“CTO”就任 シンプルすぎるコメント「パワー」にSNS爆笑

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なかやまきんに君 Instagram
Instagramより

ケンタッキーフライドチキン(KFC)が8月18日、タレントのなかやまきんに君を新たな“CTO(Chief Tamago Officer)”に任命したと発表した。公式リリースとX(旧Twitter)での告知は瞬く間に拡散し、数時間で10万件を超える「いいね」を集めるなど、大きな話題となっている。

 

「パワー」だけの就任コメントに反響

今回の発表は、KFCが新設した役職「CTO(Chief Tamago Officer)」への就任を知らせるもの。任務は「たまご関連商品の研究開発および広報活動」とされ、たんぱく質の重要性を訴え続けてきたなかやまきんに君のキャラクター性と見事に合致するものだ。

しかし、注目を集めたのはその就任コメントだった。公式リリースに記された言葉は、わずか一言。

「パワー」

シンプルすぎるフレーズに、SNS上では「コメントで耐えられなかった」「面白すぎるだろwww」「コメントというか鳴き声やん」といったツッコミが殺到し、爆笑の渦を巻き起こした。

 

KFCの狙いとユーモア戦略

KFCはリリースで「たまご関連商品の研究開発および広報活動」をCTOの役割として掲げている。ユーモアあふれる人選は、近年の消費者とのエンゲージメント強化の一環とみられる。

同社は「誰にも真似できないおいしさと“おもてなしの精神”を大切にしながら、より一層お客様の体験価値の向上に努める」としており、今回の取り組みもブランドの親しみやすさを高める戦略の一部と考えられる。

 

KFC商品戦略と「たまご」の位置づけ

今回のCTO人事の背景には、KFCが継続的に展開してきた「たまご」関連商品の存在がある。過去にはエッグタルトや“たまごサンド”をはじめ、期間限定メニューとしても卵を使った商品が人気を博してきた。

たまごは幅広い層に親しまれる食材でありながら、栄養価の高さや調理の多様性も兼ね備えている。特にKFCにとっては、既存のチキンメニューと組み合わせることで、新しい食べ方や購買層の拡大につなげやすい食材といえる。今回の「Chief Tamago Officer」設置は、そうした商品戦略をユーモアを交えて消費者に印象づける狙いが透けて見える。

 

「筋肉×たまご」きんに君の哲学

さらに、なかやまきんに君のキャラクター性との相性も見逃せない。彼はテレビ番組や自身のYouTubeチャンネルで、長年「たまごこそ最強のタンパク源」と語り続けてきた。ボディビルダーとしての経験から、筋肉作りや健康維持における卵の重要性を繰り返し説いてきたことは、ファンの間でもよく知られている。

その“たまご推し”の姿勢は、今回のCTO就任で公式に「お墨付き」を得た形となり、ネタでありながらも「必然の抜擢」と受け止められている。

SNS上でも「筋肉と卵の親和性を考えれば納得」「笑ったけど妙に説得力ある」といったコメントが見られ、単なるジョーク以上のリアリティを持って受け止められているのが特徴的だ。

 

SNSでの盛り上がり

X上では「公式が遊びすぎてて最高」「CTO=Chief Tamago Officerって発想が天才」といった肯定的な声が目立ち、ブランドと消費者が一体となって盛り上がる様子が見られた。従来の広報発表にはない軽妙さが、SNS時代の新しい企業とファンの関係性を象徴している。

なかやまきんに君の“パワー”コメントが、KFCの次なるマーケティングをどう押し上げるのか、今後の展開にも注目が集まりそうだ。

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寒天 かんたろう

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ライター歴26年。月刊誌記者を経て独立。企業経営者取材や大学、高校、通信教育分野などの取材経験が豊富。

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