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株式会社アニスピホールディングス

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株式会社アニスピホールディングス藤田英明|ペット共生型障がい者グループホームで人間福祉と動物福祉を追求

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株式会社アニピスホールディングスが全国に展開するペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」。同居するペットは殺処分を免れた犬や猫たちです。2018年の1号店開設後、3年で570カ所に広がりました。ホームでは動物が人々の心を癒し、居住者のQOL(生活の質)の向上につながるなどの好循環も生み出されています。障がいのある方が安心して過ごせる社会を作りたい。1匹でも多くの犬や猫の命を救いたい。「人間福祉と動物福祉の追求」に取り組む藤田英明社長に事業に対する想いや社会的意義についてお話を伺いました。

福祉×殺処分問題、福祉社会に起きたイノベーション

―御社の事業内容について教えてください。

弊社では、人の福祉とペットの福祉に関するトータルサポートを提供しています。主軸はペット共生型障がい者グループホームです。その他にワーカウト(WORKOUT)という運動療法を取り入れた障がい者デイサービス。障がい者グループホームに使用する空き家物件の開発、提案などを行っています。

 子供のころから保護犬、保護猫を飼っていて、大学は社会福祉学科を卒業したのですが、福祉と保護動物、一緒に生活してお互いに幸せになれる仕組みをずっとつくりたいなと思っていて、形にしたのがペット共生型障がい者グループホームの「わおん」「にゃおん」です。

―御社の企業理念について教えてください。

弊社の企業理念は「人間福祉と動物福祉の追求」なんですが、人間の福祉を向上させていくのは当然として、日本は非常に遅れている動物福祉を向上させていくために運営をしています。

高齢者、障がい者もタックスペイヤーとして活躍できる社会に

―福祉を追求しようと思ったきっかけは?

私の父は都市銀行、叔父は証券会社に勤めていて、株主にいかに還元するかしか考えなかった世代。生産性が高い人材が求められ、資本主義の権化のような上世代を見て育ったので、そんな社会はどうなんだろうな、というのが福祉の道に進んだきっかけです。

資本主義社会で生きているので、国としてGDPや日本経済の生産性を高めていかないといけないっていうのは当然あるんですよ。資本主義が発展すればそれは当然いいとして、そこからこぼれ落ちちゃう人っていうのは一定数必ず存在します。そこはセーフティネットが絶対に必要。で、その人たちを救おうとすると社会保障費がかかると。でも私が思うのは、例えばもうお年寄りだから働けないとか、障がいがあるから働けないとかではなく、その人たちが働ける環境を作っていく必要があるんじゃないかということなんです。そこをきっちりやることによって、今まで働いていなかった人が働き、タックスペイヤーに、納税する側になることができる。納税するということは社会の担い手になるということで、彼らが自信を持って社会の中で生きていくことにもつながります。そういう支援をしていきたいと思って会社を運営しています。

アニマルセラピーの効果で利用者のQOLが向上

人間福祉と動物福祉が掛け合わさることで生まれる効果にはどのようなものがありますか?

入居者にとってアニマルセラビーの効果は大きいと思います。うつ、ADHD(多動性症候群)、ASD(自閉スペクトラム症)や若年層の発達障害などで、人とのコミュニケーションに苦痛を感じたり、社会の中で生きにくいと感じる人が増えていますが、動物はそうした人に癒しを与える効果を持っています。

「わおん」「にゃおん」の利用者さんの中には、犬や猫と触れ合うことで救われたり、癒されたり、動物がいることで人とのコミュニケーションがうまくいくようになったり、散歩で外出する機会が増え犬を通じて人と関わることができるようになったり、アニマルセラビーの効果を感じている方は結構いらっしゃいます。動物と触れることはQOL(生活の質)の向上にもつながっています。

そして動物福祉の観点から言えば、「わおん」「にゃおん」がひとつ開設されることで、ひとつの救われる命がある。そして私たちが救ったはずの命が私たちのグループホームでは人間を救ってくれています。この救い、救われの連鎖を1つでも多く広めていきたいと思っています。

 空き家問題の解決も視野に

―介護福祉事業に使用する空き家物件の開発、提案も行っているとのことですが。

空き家の活用は非常に重要なポイントです。空き家は犯罪の温床になったり、住み着いてしまう人がいたりして、地域の治安が悪化していく可能性があるんですね。全国で空き家は深刻な問題となっていますが、私たちがそこを活用することによって地域の中に犯罪の温床とかを作らないようにするという役割も担えるのかなと思っています。

「アニスピ」という社名に込めた意味

―社名のアニスピにはどんな想いが込められているんですか?

アニマルスピリットの略なんです。人って常に合理的な行動をするのではなくて予測不能で非合理的な行動をすることがあって、直感で動くことを経営のパワーに変えていきたいという考えを社名に込めました。

基本的にはロジックとか事実の積み上げは大事だけども、社会にイノベーションを起こすにはやっぱり動物的直感も大事だよねということに基づいて経営をしているんで、働いている人も本当に多種多様です。

株式会社アニスピホールディングスのステークホルダーとの向き合い方

お客様との向き合い方
事業に参画してくださる企業の皆様

1番のお客様はやっぱり利用者さんなんですが、アニスピの企業としてのお客様という観点で言うと、弊社の理念に共感してくださって全国各地でペット共生型障がい者グループホームを出店してくださる企業の皆様です。弊社は直営店の運営だけではなく、参画してくださる企業さんに施設の開設、運営に関してトータルサポートをしているんですね。「人間福祉と動物福祉の向上」を実現していきたいと思っているところに参画企業さんが共感してくれて、弊社では出店できないような遠い地域でその想いを実現してくれているということに本当に感謝しています。

 
―お名前をあげて感謝を伝えるとしたら?

株式会社オールワン 石山大作社長

株式会社オールワンの石山さんは福井県で「グループホームおーるわん」を出店している参画企業さんです。弊社が開催している「わおん大学」という参画企業のオーナーさん向けの勉強会があって通常みんな1回しか受講しないのですが、石山さんは5回ぐらい受講してくれて、運営も非常に順調なのです。私たちが提供するものに対して価値を感じてくれて、それを実行したら結果も出たのです。株式会社オールワンさんは非常に質の高いグループホームを運営してくださっています。私たちとしては質の高い事業所をいかに全国に作るかがテーマなので非常に感謝しています。

 

―社員の方で感謝を伝えたい方は?

頑張っている人は全員ですね。難しいけどあえて名前を出すならば直営店のエリアマネージャー藤田さん。同じ苗字なんですけど、親戚でも何でもないですよ。
 

社員・家族との向き合い方
藤田良子さん

直営店は全国の参画企業さんの見本です。藤田さんは会社の理念にもよく共感してくれているし、現場に理念を浸透させ、スタッフに対してもきちんと理念に基づいて指導してくれているところが1番の感謝のポイントです。ありがとうと伝えたいです。

 
―感謝を伝えたい取引先の企業さんは?

取引先との向き合い方
スカイプレジャー株式会社の石橋拓也くん

スカイプレジャー株式会社は企業のブランディングやホームページ、パンフレットを制作する会社さんで、石橋くんにはいろいろなイラストを描いてもらっています。デザイン性が良くて、うまいんですよ。あとは急ぎの案件も結構スピーディーに対応してくれたりして、ありがたいですね。もう15年ぐらい仕事をお任せしています。なので、手を抜いたらすぐわかります(笑)

株式会社高齢者住宅新聞社 網谷敏数社長
取締役 企画開発部デスク小川真二郎さん

高齢者住宅新聞は高齢者の住まいと介護・医療に関しての業界紙で、付き合いも長いのですが、社長の網谷さんとは懇意にさせていただいてます。あと編集長の小川さん。他のメディアと違って業界に特化しているので、非常に詳しく書いてくれて感謝しています。

 

―地域社会への感謝などはありますか?

地域社会・地球環境との向き合い方
事務所を貸してくれるオーナーさん

事務所を貸してくれているオーナーさんに感謝しています。本社がね、動物連れがOKなんですよ。多くのビルが難色を示す中で、「犬と通勤できるようにしてください」って事務所のオーナーを口説いてOKをもらって。やってみたら問題ないし、可愛いねみたいな。たまに犬だらけになっています。

天鴻餃子房九段店さん

もうほとんど社員食堂みたいになっています。夜遅くなって多くの店が閉まっていても営業してくれているので会社が九段に引っ越して以来ずっとお世話になってます。

三井住友銀行日比谷支店 島康太くん

島くんは転勤でフランスに赴任してしまいましたが、この会社を設立したときに1番最初に飛び込み営業に来たんですよ。ホームページで調べて、絶対に成功すると思ったので融資させて欲しいって。別にそのとき融資は必要なかったんですけど、すごいもうむちゃくちゃ一生懸命調べて、すごいいい条件を提示してくれて、めちゃくちゃ頑張ってくれて。1番最初に発見してくれたことに感謝ですね。


―こんな社会を未来世代に託したいという想いがあれば教えてください。

未来との向き合い方
未来世代へ

少子高齢化で社会保障費が膨らんで、国債発行残高がガンガン増えていって、でもなんとか逃げ切ってバトンタッチみたいな感じで、あとの世代に未来を託すのは良くないよね、とは昔から言っています。そのためにも社会保障で保護される対象だった高齢者や障がい者が社会で活躍し、納税する側にまわるための環境を作っていく必要があると私は思っています。

福祉事業は国民の税金や保険料で成り立っているので、無駄に給付金が支払われていないか精査が必要で、国の制度作りがすごく重要になってきます。本当に効果的な使い方をしている事業所が残るようなシステムにすることで無駄な社会保障費が削減できる。そのために国に提言をしています。少しでも良い社会にして、あとの世代に引き渡せたらと思っています。

最後に

―最後に、あらためて今、感謝の気持ちを伝えるとしたら?

感謝って難しいですね。みんなになっちゃうから。でもやっぱり、うちのワンコと猫たちですね。なんだかんだいって私が1番アニマルセラピー効果を受けているんじゃないかって思います。

―何匹の動物を飼っていらっしゃるんですか?

保護犬が8頭、猫が4頭、保護フェレットが1頭、あと保護鳥が84羽。夜どれだけ遅く帰ってもワンコがしっぽを振って迎え出てくれて、お風呂から上がって、ちょっとゆっくりしたら猫が寄ってきて癒してくれる。それが次の日の働く源泉になっている、という感じです。

  株式会社アニスピホールディングス 代表取締役社長:藤田 英明

【企業情報】

株式会社アニスピホールディングス

代表取締役社長:藤田 英明

〒102-0074 東京都千代田区九段南3-1-1 久保寺ビル3階

https://anispi.co.jp

事業内容:

・ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」事業

・フィットネス型生活介護障がい者デイサービス ワーカウト事業

・ペットのホームケアサービス ケアペッツ事業

・福祉事業を助けるオンラインストア ふくすけ事業

 

子会社・関連会社:

・株式会社キュワンシステム(障がい領域の運営管理・請求システムなどの開発。販売)

・株式会社空き家活用研究所(障がい者グループホームや介護・福祉事業用の空き家の情報収集と物件提供、土地の有効活用提案)

・スターメッド株式会社(障がい福祉領域の人材サービス)

・株式会社アイデアル(障がい者のための情報発信サイトの運営)

・一般社団法人サービス管理責任者協会(サービス管理責任者の研究・研修など)

 

【プロフィール】

藤田 英明(ふじた ひであき)

1975年11月生まれ

明治学院大学社会学部社会福祉学科卒業 専門は精神保健

1993年から2003年まで社会福祉法人で高齢者介護に携わり、2003年保険適用と保険適用外の混合介護サービスを日本で初めて提供する高齢者福祉施設で起業。2015年にはその事業モデルを全国950カ所に展開。その事業を後進に託し、2015年株式会社アニスピホールディングス設立。内閣府規制改革会議参画の経験も持つ。

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WRITER
関谷 ゆりこ
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ドキュメンタリーや教養テレビ番組のディレクターを経て、現在テレビ、WEBメディアなどの映像制作及びライティングで活動中。趣味は和菓子屋探索。

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